電気電子工学専攻とは?

茨城大学 理工学研究科 電気電子工学専攻

 電気電子工学は電子・イオン・光に関する電磁現象を巧みにコントロールして高度に利用する技術です。本専攻では、新エネルギーと先端エレクトロニクスの創造をめざして、半導体や電気電子材料の物性とデバイス、プラズマ・放電現象の基礎と応用、計算物理学、電気機器の電磁界解析、自動制御、分散制御システム、高周波工学、磁気生物学、光通信工学など幅広い教育と研究を行っています。また、コンピュータ利用に関する教育も充実しています。

電気電子工学専攻の教育目標

 電気電子工学専攻では、研究者や技術者としての基本的素養を身につけるための教育カリキュラムを準備し、電気電子に関する専門知識、問題の解決能力、新しい課題への企画力、自分自身の仕事の外部へのアピール力、研究の実行力、およびコミュニケーション能力を備えた電気電子工学技術者の養成を目指しています。 教育カリキュラムは、講義、演習、研究から構成されます。 講義では、学士課程で学んだ基礎的な工学的素養に基づき、専門的な知識をさらに深め、高度な技術の修得ができます。演習では、様々な電気電子技術者としての基礎的な素養を身につけることができます。また、各所属研究室での研究において、最先端の研究開発に触れることにより、研究者としての基礎的な力を身につけることができます。修士課程において、最終的に作成される修士論文への取り組みにより、問題解決能力や文章構成力が養成されます。

履修モデル

 電気電子工学専攻では、専攻の修了条件として、大学院共通科目2単位、研究科共通科目2単位、必修単位8単位を含めて、合計30単位の修得が必要です。必修科目には電気電子工学特別実験IIIと、電気電子工学特別演習IIIがあります。授業科目としては、電気電子工学を基礎とし、さらに進んだ専門に関する講義(光エレクトロニクス特論、電力工学特論、電磁界解析特論など、25教科)が開かれています。電気電子工学専攻では、個々の学生に対し、おおよそ、講義・実験・演習は50%、修士論文研究は50%となることを推奨しています。

電気電子工学に関連する専門的な科目を習得することにより、電気電子工学を専門とする研究者としての教養を身につけます。

電気電子工学特別実験、電気電子工学特別演習

所属研究室において、修士論文に関連する基礎知識の整備、各種プログラムの作成、実験装置の設計製作等を行います。報告書などを作成して、研究室内のゼミ等で指定された回数発表し、指導教員の指導を受けます。また、他の学生の発表に対して意見を述べ、討論します。これらの過程を通じて、電気電子工学の研究者となる素養を身につけます。

修士論文研究

所属研究室において修士論文を仕上げます。

電気電子工学専攻開講科目

電気磁気学特論

確率制御特論

光エレクトロニクス特論

プラズマ工学特論I

プラズマ工学特論II

アナログ集積回路特論

電子デバイス工学特論

量子凝縮系物性特論

通信信号処理特論

多体相関特論

導波光学特論

超伝導デバイス特論

電力工学特論

核融合プラズマ工学特論

電子制御光学特論

ヒステリシスモデル特論

電磁界解析特論

確率システム特論

電磁波特論

光通信システム基礎特論

光デバイス基礎特論

マルチメディア通信基礎特論

パルス電磁エネルギー工学特論

電気・機械エネルギー変換工学特論