電子制御システム研究室紹介

1.概要

 本研究室ではコンピュータプログラミングと電子回路の両方を応用したシステムを研究開発します.


 重要な科目は以下の通りです:
(1)プログラミング
(2)デジタル電子回路,アナログ電子回路,制御工学
などの履修が大切です.また英論文輪講ゼミも重点的に行うため,英語の履修が不可欠です.


 主な研究テーマとしては以下の通りです.
(1)インターネットネットワーク上のコンピュータ分散制御システムに関する研究
(2)大規模コンピュータ制御システムに関する研究開発
(3)コンピュータ応用として高度ヒューマンインターフェースおよび生体情報システムの研究開発

 本研究室では,コンピュータのソフトウエア開発,マンマシンインターフェースの設計開発,センサ設計開発,アルゴリズム開発などを行い,いわゆるハードとソフト(プログラミング)を区別しません.また自分で考え調査研究ができるように実力をつけてもらいます.さらに研究発表をする力をつけてもらい,社会に出ても充分に力を発揮できるようめざします.
 たとえ大規模なシステムであっても,必要とされるシステムを事前に詳細に解析し変数分離して,より理解しやすい小さなシステムの集合体として設計,実現できるような足がかりを得ましょう.さらにこれらが矛盾なく有機的に連携プレーをして一層大きなシステムを構成していることを理解することが不可欠で,それにはどうしたら良いかその方法論や考え方を涵養しましょう.いずれもソフトおよびハードの知識やシステムとしての問題解決能力など基礎的な理解力や応用力をつけましょう.このような工学を通して広い展望と視野を持っていただきたい.また工学によるシステムの創造と完成という面白さや感動を知る機会を探求してほしいと思います.
 

2.大学院進学希望者の方へ

 自力で研究調査できるよう指導しますので,はっきり言ってとても忙しいでしょう.大学院生以上は論文執筆の訓練,学会や研究会での発表をめざすのは当然です.論文輪講ゼミも質量ともに増すでしょう.特にハード・ソフトを深く掘り下げて,まとまった研究課題をより掘り下げ,新しい着想や展開ができるように腕をみがいていただきたいと思います.
 主なテーマとしては上記のテーマをいっそう掘り下げ,ネットワーク上の多数の異機種コンピュータ資源を透過的に利用する研究,コンピュータ応用等を行います.特に以下の事を行います.
(1)インターネットコンピュータネットワーク上の分散オブジェクトを遠隔利用する手法の研究,
(2)インターネットネットワーク上の異機種コンピュータ間で共通に制御する手法の研究,
(3)今後,コンピュータ応用として,コンピュータとのヒューマンインターフェースの研究等を行います.