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研究室の体制と研究教育方針

 本研究室では、実験を通じて(1)自ら課題を解決する力(2)協調して課題に取り組む力を養うことに主眼を置いて研究教育を行っています。研究プロジェクトごとに博士後期(D3-D1)・前期(M2, M1)、学部4年生が1つのグループを組みます。各個人にはプロジェクトに沿った個々の研究課題が与えられます。グループ内やグループ間で実験装置を効率よくシェアしたり、互いに実験を補助したり、後輩を指導したりすることで協調性やプロジェクトを牽引する力を養います。また、実験や観察、結果の解析や考察を通じて、個々人が各課題の問題点を見出し、解決する力を養います。

  2023年度の半導体研究室はスタッフ6名、大学院生(博士・修士)10名、学部生7名の合計23名の体制です。研究に必要な基本設備は揃っており、良好な環境で研究が行えます。 運営面では、開かれた研究室を心がけており、国内外研究者や企業との連携・共同研究を積極的に行っています。外部機関との連携や・共同研究を通じて、社会性や多面的な考え方、グローバルな視点等を身につけて欲しいと考えています。また、こうした連携・共同研究を通じて、不足する装置や専門知識を補うことも出来ます。

  近年の研究室の学部卒業生は、ほとんどが大学院に進学しています。卒業研究から研究を継続することで知識と成果の積み上げができるため、学会発表や国際会議発表などを多数経験することができます。また、修士課程修了までに研究成果を学術論文(英語)として発表することも積極的に指導しています。これらによって、修士までの3年間で研究開発に必要な基本スキルを身につけることが可能です。卒業・修了生は半導体関連企業に限らず、専門知識を生かして多種多様な分野の企業で活躍をしています。

卒業・修了生の活動実績

 卒業・修了生の活動実績では、平均的に学部卒業で国内発表1件、修士修了生は更に5件程度の学会発表を行っています。また、修士学生の過半数以上が国際会議での発表を経験していることが統計から分かります。
更に、多数の学生が、優秀発表賞などの学会賞を受賞し、学長・学部長表彰なども受賞しています。

  FY2011-
H23
FY2012-
H24
FY2013-
H25
FY2014-
H26
FY2015-
H27
FY2016-
H28
  B4 M1 M2 B4 M1 M2 B4 M1 M2 B4 M1 M2 B4 M1 M2 B4 M1 M2
所属数 4 3 3 4 4 3 4 3 4 4 4 3 4 2 4 4 4 2
国内学会 4 9 4 1 12 6 4 10 2 6 13 5 8 9 8 1 9 2
国際学会 0 0 0 0 0 0 0 1 4 0 2 3 0 2 2 0 2 1
英語論文 0 2 1 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 0 2 1
受賞 0 0 0 0 1 0 1 2 1 1 3 0 0 0 0 0 1 1

OB/OGの進路

  • 博士修了生進路例

    ミツバ(社会人)、昭和KDE(社会人)、ティー・アール(社会人)、テックスイジー(社会人)

  • 修士修了生進路例

    日立製作所(3)、トヨタ自動車(2)、日立化成(2)、日立金属(3)、三菱電機(2)、川崎重工(2)、JX金属(2)、日本製鉄、富士通、東芝、シャープ、アンリツ、テルモ、キャノン、日本テキサスインスツルメント(7)、アドバンテスト(3)、新日本無線(2)、富士電機、ディスコ、村田製作所、日立ハイテクノロジーズ、日立オートモーティブ、NSK、加賀東芝エレクトロニクス、サンデン(2)、スタンレー電気(3)、新光電気、日本信号、 SMC、日本電産、三菱電機エンジニアリング、ジャパンディスプレイ、大気社、大崎電気、日立産業制御ソリューションズ、菊水電子工業、栗田工業、サンケン電気、パーパス、日本航空電子工業 、広島エルピーダメモリ、ルネサス、ソニーエンジニアリング、ソニーLSIテクノロジ、東大院など

  • 学部卒業生進路例

    日立産機システム、住友金属、浜松ホトニクス、日本原子力発電、 SMC、 北関東綜合警備保障、東芝マイクロエレクトロニクス、三菱電気照明、JR東海、山本製作所、東北電力、中部電力、日本精機、富士通フロンテック、星和電機、日立ハイテクマニファクチャ、クレスコ、県職員、茨城大院、他大学院(東京大、東工大、阪大、名大、首都大、横国大、筑波大など)


 

入試情報(Admission Information)

茨城大学工学部 電気電子システム工学科 詳細はこちら
茨城大学大学院 理工学研究科 博士前期課程 電気電子システム工学専攻 詳細はこちら
Graduate School of Science and Engineering (Master's Program)
茨城大学大学院理工学研究科 博士後期課程 複雑系システム科学専攻 詳細はこちら
Graduate School of Science and Engineering (Doctor's Program)
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<udono at vc.ibaraki.ac.jp>